- 骨粗鬆症とは?
骨のカルシウム量が減って、骨がスポンジのように粗くなり、骨折しやすくなる病気です。
閉経後の女性や高齢者に発症しやすく、ちょっとしたことで骨折が生じ、それが引き金になって体の具合が悪くなり、時には寝たきりになってしまうこともあります。
- なぜ骨のカルシウム量が減ってしまうの??
骨は20~30歳第で最も丈夫になりますが、その後年とともに弱くなっていきます。これは老化に伴い、骨をつくる細胞の働きが弱まったり、刺激を与える運動量が減ったりすることのほか、腸からのカルシウムの吸収を助ける活性型ビタミンDが不足し、カルシウムの吸収が低下することも骨のカルシウム量不足の原因になり、骨を弱くします。
- 骨粗鬆症になるとどうなる??
骨粗鬆症になると、腕の付け根、背骨、手首、太ももの付け根を骨折しやすくなります。背骨がつぶれると、身長が低くなったり、背中が曲がってしまいます。また、太ももの付け根を骨折すると、寝たきりの原因になります。
- 効率よくカルシウム摂取するためにはどうしたらいいの??
●乳製品
牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品にはカルシウムが多く含まれています。牛乳を飲むと下痢気味になる人はヨーグルトにしたり、牛乳を温めて、少量から飲むなどしてください。
●小魚類
骨ごと食べられる小魚や干しえびはカルシウムをたくさん含んでいます。腸からの吸収率は30%と低いのですが、他のミネラルも多く含み、健康食の代表です。煮干しやめざしを使った食事メニューでカルシウムをたっぷり摂るようににてください。
●海藻類
海水には血液の4倍のカルシウムが含まれています。そこで育った海藻類にはカルシウムやミネラルが多く含まれています。サラダや煮物・酢の物など普段の食事に海藻中心の料理を1品食べるのも海藻類をたくさん摂るコツです。
●野菜類
野菜の中でも緑の濃い野菜、緑黄色野菜にはカルシウムがたっぷりと含まれています。春菊や大根の葉にもカルシウムが豊富ですが、小松菜には沢山のカルシウムが含まれています。小松菜のお浸し1皿で牛乳1本分のカルシウム摂取に相当します。ちりめんやキャベツはカルシウムの吸収が高いとの報告もあります。他の栄養素やビタミンのことを考えると緑黄色野菜は多く摂りたい食べ物です。
●大豆製品
豆腐やがんもどき、納豆にはカルシウムが沢山ふうくまれています。豆腐なら2/3丁、大きめのがんもどきなら1個、納豆2パックなどに含まれているカルシウム量は牛乳1本分に相当します。これらはカロリーも低いのでカルシウムを摂りたいけど、太りたくないという方にはピッタリの食べ物です。
ゴマにもたくさんのカルシウムが含まれており、ゴマだれやゴマ豆腐もおすすめです。
- お薬手帳は必要ですか?
薬手帳は持たれていたほうが良いです。薬の飲み合わせのチェックなどに医師・薬剤師が使います。震災の際現在服用している薬がお薬手帳に記載されていたので医療機関で薬の処方するのに助かったそうです。
- 本人以外でもお薬はもらえますか?
お薬の説明など確認がございますので、できるだけご本人が受け取られてください。体調やご都合が悪い場合はご家族の方や代理の方でも結構です。
- ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られ、法律にもとづくいろいろな厳しい基準や規制をクリアしたお薬です。効き目や安全性が新薬と同じだと認められてから発売されます。開発にかかる期間が新薬と比べて短く、費用が安いため価格を安くすることができます。
- 処方箋はお薬を扱うお店ならどこでも調剤してくれますか?
薬局であればどこの薬局でも調剤します。しかし、お薬を扱う店でも薬局でなければ調剤できません。また保険薬局、保険調剤、処方せん受付などの表示があるところは、必ず薬局ですのでどこでも調剤できます。
- 処方箋の調剤の料金は薬局によって違うのですか?
保険処方せんによる調剤の料金は、国で決められていますので全国どこの薬局でお薬を受け取っても同じ金額です。
- 以前薬局で薬もらいましたが、次回は処方箋が無くてもお薬をもらえすか?
処方箋が無いとお薬はお渡しできません。受診して処方せんを医師からもらってください。